キスが好きなの?

何度目かのキスをした時に

「キスが好きなの?」と、

根元が2センチほど白髪になった鬼太郎のような髪型の極度な猫背な40代前半のお客さんに言われた。

 

ホテルのドアを開けた瞬間

(おっと。久しぶりにきちゃった。このタイプ。)

どのお仕事もそうかもしれないけれど、このお仕事も基本的にお客さんを選ぶことはできない。

個人デリヘルとは別に週に2度ほど行っているアルバイト先でのこと。

 

申し訳ないけれど身なりをあまり気にせず人生に疲れてしまっているように見えた。

 

お金があるようには見えないし、当然短いお時間にされるのかと思いきやまさかの120分。

ホテル代を入れると35000円ほどになるのだが、古びた二つ折りのお財布からお金を頂いた。

 

もちろん、普段通り明るい声と笑顔でありがとうございます。と両手でお札を受け取った。

 

珍しく少し不安になってしまった。

イくまで相当長く顎の感覚がなくなるほどフェラチオをしなければならないのではないか?

これでもかと身体中をベロベロと舐められる時間が待っているのではないか?

そんな時は、自分はアイスになったつもりで舐められることにしよう。

 

そんなことを考えながら、歯ブラシに歯磨き粉をつけ手渡した。

先に歯磨きを終えベッドにダルそうに下を向くお客さんの隣にピトっと触れながら覗き込むようにキスをした。

 

予想外だった。

ベロベロと舌も出してこない。

酷いだろうと思っていた口臭もほぼなかった。(思い込みはいけない!)

セーフ!とツイートをしたい気分だった。

 

「舐めたいんだ・・・」

それまでほとんど話さない彼が喋った。

 

2日ほどひげを剃ってなさそうなあごを見ながら、

「これ、剃ってからにしよっ。」いつも以上に優しく優しく不機嫌にならないように言った。

こんなのでベロベロされたらあそこがヒリヒリになってしまう。

 

「そんなこと言われたことないよ。」

「みんな言わないだけだと思うよ。このくらいが一番痛いもん。」

「そうなの?」

「うん。」と言いながら、

T字カミソリの用意をしながらシェービングジェルを探したがない。

前にひげも毛だからシャンプーをジェル代わりに剃っていた方がいたのを思い出し、

お風呂に入る前にシャンプーで剃ってもらうことにした。

 

鏡の前で剃る彼を隣から鏡ごしにずっと見ながらおしゃべりをしていた。

要は、監視だ。

 

「そうそう。いい感じ。ツルツルでこれならキスをしても痛くないね。」

と彼の顎先や鼻の下を触りながら入念にチェックをした。

褒められたのが嬉しかったのか、彼も剃り残しがないように丁寧に自分の顔を触り確認をしてくれた。

 

なんだかこういうのを見るとけなげで可愛く思えてしまう。

お風呂から出て普段通りキスからプレイを始めた時に、

「キスが好きなの?」と。

 

「この時間は、相手のことを大好きだと思っているから自然にしてしまうの。」

「すごいね。」

「だって楽しい時間の方が良くない?」

「楽しければいいよね。」

彼が最初とは違い笑顔になってきた。

 

思っていたようなベロベロ前戯もなく意外とあっさりめ。

ヒゲを剃った効果もあり、舐められても全く痛くなかった。

変化のある舐め方をする彼に、

「それよりもさっきの舐め方の方が気持ちいい。」

と私の足の間にある彼の頭と耳に触れイケる位置まで誘導をしながら言った。

舌先を硬くしながら舐める苦手な舐められ方ではなく、安心をしてイくことに集中をして舐められることに徹した。

私がイクと満足をしているようだった。

 

プレイが終わり、ベビーオイルをつけていつも通りマッサージを足先からした。疲れているというので、メントール入りの蒸気でアイマスクをカバンから出し、彼の耳にかけた。

 

「なにこれ?」と不思議そうにしていたがそのままマッサージを続けた。

120分の15分前になり、アイマスクを外した彼が

「すごーい。目が大きくなった。」と喜んでいた。

 

そんなに喜ぶことかしら?

まぁいっか。嬉しそうにしてくれた彼とまたね。とホテルの前で別れた。

 

今日はお休みをしようか迷ったのだけれど特に予定もなかったのでお仕事に行った。

 

毎日書いている写メ日記のおかげと指名もちらほらと返ってきて出勤すれば完売になることが多くなってきた。

 

お客さんは当日の空き状況をよく見ている。

早々と受付終了になっているとそんなにいいのかと一度は入って見たくなるのだろう。

逆にいつも空いている人には、入らなくなってしまうこともあるよう。

このシステムってどうなんだろうね。

 

個人デリヘルのお仕事とアルバイトの日数とちょうど半々くらいになっている。

まぁバランスがいいのかなぁ。

 

このお店に対して全くストレスはないし、

お店に所属をしていると評価をしてもらえる。意外とこれもいいものなのかな。

 

そんなことを思う今日この頃でした。

 

 

 

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コメント

  1. EK says:

    りのさん、こんばんは。
    いつも楽しく読ませてもらっています。
    この記事も素敵ですね。
    むずかしい展開になるかもしれないケースなのに、
    じょうずに流れを変えてふんわりと着地する感じ。
    お目にかかりたいと強く思いました。

    1. rino says:

      コメントありがとうございます♡
      じょうずに流れを変えてふんわりと着地…
      こういった表現をされる方に強くお会いしたいな。と思いました。(*^^*)

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